糖質制限食と潰瘍性大腸炎

糖質制限

病歴のエントリーにも書きましたが、過去の比較的、厳しめに糖質制限に取り組んだことがあります。当時の内視鏡写真が残っていないのですが、こちらのエントリーの炎症程度で範囲はS状結腸の手前まででした。

ご相談できる先生がいなくなってしまい、とりあえず、食事がめちゃくちゃで太っていることを何とかしようというところからスタートしました。身長162cmで体重は75kgになっており、当時、盛り上がり始めていた糖質制限食に着手しました。並行してジムにも通い始めています。

病歴のエントリーでは端折ってしまっていましたが、糖質制限は、半年ほど継続しました。江部先生の書物も読み込んで 、後半3か月くらいは1日当たりの糖質摂取量を50g以下になるようにして、取り組んでいた6か月間で11kgの減量ができました。食事の内容は下記のような感じです。


ブロテインのみ


ローソンのブランパン


アボカドサラダ
肉料理ないしは魚料理
ドレッシングやソースはお手製で糖質を避ける

糖質制限食の取り組みが、潰瘍性大腸炎の治癒に向けての取り組みとして、どうだったのか評価は難しいです。そもそも潰瘍性大腸炎の症状が比較的軽めで、タンパク質と脂肪を中心にした食事を受けつけることができました。症状が重い方だと、そもそもこの食事を受けつけることができないでしょう。

筆者個人に関していえば、瘦せたこと、特に内臓脂肪を落とせたことはプラスに働いたと思います。

ただ今の時点で振り返ってみますと、デメリットも多いかもしれません。タンパク質と脂肪中心の食事を消化することは、身体に大きな負担をかけていたと思います。
また、うんこがかなり臭くなりました。消化に時間がかかり腸内で腐敗が進んでいたことが考えられます。腸内環境も悪化していたはずで、おでこと肩に吹き出物がでて、これは糖質制限食を中止するまで治りませんでした。

糖質制限食に6ヶ月ほど取り組んで、なんか違うかもと思い、石原先生や鶴見先生、ナチュラルハイジーンなどの書物を読み込んでいきました。その後に病歴のエントリーで書いた、にんじんリンゴジュース・酵素サプリローフードへの取り組みに移行して、ほぼ症状が出なくなりました。

グルコーススパイクによるダメージは気にしながらも、玄米とローフードを中心にした食事改善をすすめていきたいと思います。